イケメン王子とワガママ姫
優哉Side
俺の名前は瀬戸優哉。
なんかよく分かんねぇけど
モテるらしい。
でもはっきり言ってウザい。
周りの女はいちいちうるさいし。
こんな、つまんねぇ毎日を送っていた俺に
ある日変化があった。
────
入学式の日。
俺は新入生代表のため
早めに来ていた。
なんで新入生代表かって?
入試テストの結果が1位だったから。
ただそれだけ。
めんどくさ…
そんな時職員室に向かっていた俺の耳に
体育館の奥の方から
なんか声が聞こえた。
「こんな人気が無いところでなにやってんだ?」
こんな奥の方で…
朝早くにありえねぇだろ。