イケメン王子とワガママ姫
…ガチャッ!!!
あたし達が立っていた
ってゆうか、あたしが襲われかけていた
隣のドアが開いた。
「…え?」
その部屋から出てきたのは…
「栞?」
「あっ。奈緒。おはよう…♪」
奈緒は固まってる。
今のこの状態見られたら
後から奈緒に何言われるか…
「あっ。お邪魔しましたー!!」
そう言って奈緒は先に行こうとする。
えッ!?
ちょっと待ってよ!!
今って優哉から逃げ出すチャンスじゃん!!
このチャンス逃がしたら
あたし自由になれない!!
とかバカなことを思ったあたしは
「えっ。あっ。ちょっと待って!!
あたしも行く!!」
優哉の腕の中から逃げだして
奈緒と一緒に学校に行った。