イケメン王子とワガママ姫



瀬戸優哉は、妖しい笑みを浮かべながら


だんだん近づいてきた。



「あんた、近くで見たら可愛い顔してんね。」


はっ?


意味分かんない。


いきなりなんなの?



「そういえばお礼。してもらってないけど。」


お礼とかしたじゃん!!


まだ、なんかやらなくちゃいけないの!?



でも助けてくれた訳だし…


やらなきゃ帰してくれなさそうだし…


「何すればいいですか?」


おとなしく言うこと聞いておけば


早く帰れるかも!!


そう思ってお礼の内容を聞くと


瀬戸優哉はとんでもない事を言い出した。






「俺と付き合え。」






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