イケメン王子とワガママ姫



「はいはい。分かりました。」


「絶対分かってない!!」


「分かってる!!」


「分かってない!!」


「分かってるって!!」



「「はぁ…」」



つ…疲れた…


朝からこんな言い合いするなんて


疲れるに決まってるよね…



「あっ。先生来た。じゃ、席戻るね!!」


奈緒は入ってきた担任を見て


席に戻った。


あたしはそんな奈緒に手を振って


そのまま机に倒れこんだ。




あたしと優哉は


ラブラブじゃないと思うんだよなぁ…



ってゆうか


あたしと優哉は明らかに


カレカノに見えないこと


ばっかなんですけど。



奈緒みたいにあの場面だけ見たら


そう思うかもだけどさ。


ホントのこと言ったら


奈緒、絶対ビックリするよね。



…ビックリするのか?




< 61 / 213 >

この作品をシェア

pagetop