イケメン王子とワガママ姫
「栞ー。着替えた?」
「奈緒ー。こんなの着れないよ!!」
あたしが今持っているのは
ピンクと白を基調とした
フリフリで超ミニのメイド服。
「入るよー。」
そう言って奈緒が入ってきた。
「奈緒かわいい!!」
奈緒は黒を基調としたメイド服。
デザインは、あたしとあまり変わらない。
でも、頭にカチューシャをつけていて
奈緒にスゴく似合っている。
「あたしの事はいいから。
早く着替えなよ。」
「え!?だから無理だってばぁ!!」
あたしの必死な抵抗もむなしく
奈緒に無理やり着替えさせられた。