イケメン王子とワガママ姫



「栞ー。着替えた?」


「奈緒ー。こんなの着れないよ!!」



あたしが今持っているのは


ピンクと白を基調とした


フリフリで超ミニのメイド服。



「入るよー。」


そう言って奈緒が入ってきた。



「奈緒かわいい!!」


奈緒は黒を基調としたメイド服。


デザインは、あたしとあまり変わらない。


でも、頭にカチューシャをつけていて


奈緒にスゴく似合っている。



「あたしの事はいいから。

早く着替えなよ。」



「え!?だから無理だってばぁ!!」



あたしの必死な抵抗もむなしく


奈緒に無理やり着替えさせられた。




< 85 / 213 >

この作品をシェア

pagetop