イケメン王子とワガママ姫



なんなのよ…



────


しばらく歩いて着いた場所は


あの体育館の近く。



優哉はあたしにスーツを羽織らせて座った。


よく分かんないけど


とりあえずあたしも座った。



「ねぇ。どうしたの?」


何を話しても優哉は返事をする様子がない。




……



しばらく沈黙。



「…お前その格好で店出んの?」


やっと話してくれたと思ったら


なんだそれ?


意味不明の質問。



「当たり前じゃん。まぁ嫌だけど。」


こんな格好でお店なんてやってられない。




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