イケメン王子とワガママ姫




ギュッ…



…へ?


「な…何?」


いきなり優哉に抱き締められて


あたしはパニック状態。



「栞。変な奴と関わんなよ。」


「それは、どうゆう…?」


「いいから。関わんなよ。

分かった?」


「は…はい。」


なんかよく分かんないけど


優哉がなんか怒ってる気がして


とりあえず返事した。




「…じゃぁ行くぞ。」


そう言って優哉は


あたしをそっと離し


教室に向かって歩きだした。



…結局何だったんだろう?


それはどれだけ考えても


謎だった。




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