イケメン王子とワガママ姫
…え…?
俺が見つけた栞は
ピンクと白を基調とした
超ミニでフリフリのメイド服を着ていた。
髪もいつもと違って
緩く2つで縛られている。
可愛すぎるだろ…
俺、顔赤いかも。
ってゆうかあんな格好で
1人で廊下に立つなよ。
危ねぇだろ。
そう思って俺は栞の方に向かった。
栞は大きな瞳を見開き
不思議そうに俺を見ている。
そんな顔すんなよ。
さっきから、まわりの男が
栞を見てこそこそ何か言ってる。
…ムカつく。
栞の前に立ち俺は言った。
「栞。何その格好。」
そんな危ない格好させれる訳ねぇだろ。