イケメン王子とワガママ姫



…無性に栞を抱き締めたくなって


そっと俺の方に引き寄せた。



「な…何?」


と栞は少し焦っている。


フッ…


俺はそんな栞を見て笑みがこぼれた。



「栞。変な奴に関わんなよ。」


「え?それはどうゆう…」


「いいから。関わんなよ。分かった?」


「は…はい。」


なんか無理矢理言わせた感じはあるけど


まぁいいか。


できる限り栞を見とかないとな。



「…じゃぁ行くか。」


そう言って教室に向かった。




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