イケメン王子とワガママ姫
「奈緒!!なんなの?」
あたしはさっぱり分かんない。
「まぁそのうち分かるって!!
じゃぁ仕事しよっか?」
そう言って奈緒は厨房の方に歩いていった。
明らかに何かを知ってる奈緒。
教えてくれてもいいのに…
まぁ今は気にしないでおこう!!
仕事しよう!!
仕事。
それからあたしは大忙し。
メインなんてもう二度とやりたくない!!
────
だいぶ仕事に慣れてきたころ。
「白石さん!!これ3番テーブルに持ってって!!」
厨房にいた男の子に言われた。
「はい!!」
あたしはジュースを持ち
3番テーブルに向かった。