イケメン王子とワガママ姫



「お待たせいたしま…し…た?」



あたしがジュースを運んだ


3番テーブルにいたのは…




…入学式の時に会った不良達。



な…んで?


「あれぇあの時の子じゃん!!」


「やっぱ可愛いねぇ。」


向こうも、あたしに気づいたみたい。



どうしよう…


早くジュース置いて


ここから逃げよう。



「失礼します。」


そう言って急いで逃げようとしたのに…



「待ってよ。今から俺らと遊ばねぇ?」


不良に腕掴まれて痛いし…


「離してください!!」


「どうしよっかなぁ。」



ウザッ!!


どうしよっかなぁ…


じゃねぇよ。



どうやって逃げだそうか考えていた時…




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