☆隣りのハニー!☆
やっぱり授業はまともに受けられず、
右から左へと流れて行った。
ノートは取ったから(一応、ね?)あとで復習しなきゃ。

珍しいことに今はホント何にもする気にならない。

あたしはボーーッと窓の外を眺めてた。


「みやびん、みやびん。」

「……へっ!?」

「大丈夫?もう放課後だよ?」


あまりにもやる気が出なくて、ボーーッとほうけてたらホームルームはとっくに終わってたらしい。

辺りを見渡せばあたしと加奈の二人だけ。
教室にはオレンジ色の夕日が差し込んでいる。

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