☆隣りのハニー!☆
「…なんで一人で帰っちゃったの?」

「みやびおねえちゃん、まりちゃんとたのしそうにはなしてたでしょ…?」

ハニーはためらいながらポツリと話し始めた。

「だからっ…みつはいらなくなっちゃったのかなって!きらいになっちゃったのかなって!」

涙がハニーの頬をまた濡らして行く。

「みつには、みやびおねえちゃんしか、むかえにきてくれるひと…っ、いないのにぃっ!」


あたしはそれを聞いてハニーをさらにギュッと抱き締めた。

「ハニー…?あたしはハニーのこと嫌いになったりしないよ~?
だってたった一人の可愛い可愛い、あたしの、妹だもん。」

「ヒック……うわぁぁーん!」

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