◇冬の女王サマ◇
なーんてことを考えていたら、
授業が終わった


さぁ、かーえろ
帰ったらさっさと寝よ


「ふゆー☆お久♪
 今帰り?いっしょにかえろっ」
そういってきたのは川西柚香
中学の時から塾が一緒で
隣の席になって友達になった
「おう。いいぜ☆」
俺は笑顔で返事した



帰り道
「ふゆって、赤坂だよねー
 ほんと賢いね」
「ううん。ちょー下のほうだよ」
「白戸は低いもん」
「そんなことねーじゃん
 っつーか、そこで中間くらいだろ?
 お前」
「うん。でも、白戸だもん」


なんて会話をしてたら、柚香が
「赤坂って
 れみちゃんと真菜ちゃんと
 ・・あっ、山内君いるでしょ」
「うん。あれ?れみちゃんって
 美土里中??」
「うん☆中学一緒だよッ♪」
「まじ友達?」
「そうだよ。」
「じゃあ、今度紹介してよ」
「えっ・・・何で?」
俺がそういうとゆずは
急に泣き出しそうになった
「ゆず・・どうした?」
「えっ・・あっ、なんでもない」
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