◇冬の女王サマ◇
ドン___


走っていると誰かにぶつかった
「すみません」
私はまた走りだそうとした
「川西??」
相手が私のことを呼んだ


顔を上げると
そこには知っている顔の人がいた
「山内君??」
「えっ・・どうしたの?
 そんなに痛かった??
 大丈夫?
 どこ怪我した??」


山内君は私のことを見ると
急にあわてた


「へっ??」

私はびっくりして変な声が出た
でも、山内君は真顔で
「だって泣いてるじゃん」



あ、そうだ・・
私今泣いてる・・

< 32 / 100 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop