◇冬の女王サマ◇
「落ち着いた??」
山内くんは私に缶ジュースをくれた


私は何で泣いてたか
簡単に話し始めた
「さっきね、海道君と一緒に
 塾から帰ってたの」
「海道と塾一緒なんだ」
「うん。
 それで話してたんだけど
 海道君が私の聞きたくなかったこと
 言うから」
「聞きたくなかったこと?」



「それはいえないケド・・」
「まぁ、ムリには聞かないよ」


私たちは
缶ジュースを飲んで別れた


山内君は優しいけど
私は海道が好き



どうしたらいいの??


なんであんな仔が・・


あの仔を傷つければ

そうだあの仔がふゆの前に
出れないように
外に出れないようにすれば


恐怖を味あわせてあげる
春風れみチャン


私は携帯を取り出した
「もしもし??
 裕也くん?
 ちょっと頼みたいことがあるんだけど」

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