◇冬の女王サマ◇
すれ違い
「えらいね
 この仔のめんどうみるなんて」
「春風が悪いんじゃないから」
「でも、山内君には関係ないでしょ」
「関係あるよ」
「どんな?
 山内君、この仔が好きなの?」
もういい。ばれても
俺は今の自分の気持ちにうそをつくのをやめようと
さっき誓ったんだ


「あぁ」
「ふーん 
 ねぇ、あたしと付き合わない?」
こいつ俺の話しムシか?
「この仔のこと守りたくない?」
「なにいってんだ」
「あたしなら止めれる」
そういって倉田は話し出した
こいつをおそったのは川野裕也 
ブラックダークの組長
裕也と倉田は幼馴染みであること
そして川西も
裕也に命令したのは川西
倉田なら裕也を止められるというのだ

「どうするー?
 まぁ、答えはわかりきってるケド」
「・・・考えさせてくれ」
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