◇冬の女王サマ◇
次の日、いつものように用意をする
誠は・・いない

歩いていると誠が見えた
誠っ♪
そう呼ぼうとして私は止まった・・
隣には夏樹ちゃんがいた
信じられなかった
2人は、仲良く手をつないで歩いていた・・・



涙があふれてくる
今までのは何だったんだろう
誠がこっちに気づく
目には一瞬戸惑いが見えて
悲しみとあきらめの色があった



そして・・
私から無理やり目を反らし
夏樹ちゃんと歩いて行った


夏樹ちゃんは私に自慢げに目を向け
そして、もう一度ぎゅっと誠と手を握り歩いて行った
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