◇冬の女王サマ◇
~れみSIDE~

授業しゅーりょー☆
まぁ今のうちの気分は☆じゃないけど・・・
もー嫌
男の使った辞書なんて
使いたくない


「真菜ー。消毒液持ってない?」
「・・なにに使うの?」
すごく不安げな真菜
「もち辞書の消毒」
「ッッッはぁ??本気??男嫌いの度過ぎてるよ・・」
「ふつー」
「フツーじゃないよ・・ま、持ってないけど」
「えぇっっっ・・・じゃああの辞書使えない」
「っていわれても・・」
「真菜貸してー」
「・・・・ヤダ」
「っっっっ(泣)・・・ヒドイ・・・・」


私は真菜を涙目で見上げたつもりだった
見上げた先にたっていたのはさっきの男
「・・・・・・」
最悪・・・
海道冬樹はわらってたっていたが
私の涙目を見て心配そうにいった
「・・大丈夫・・??」
「・・・大丈夫ですッッ(怒」
「ほんと?何か悩み事だったら聞くよ」
誰がてめーに言うか
っつーかあんたが原因だし
しかもほぼ初対面の人に
「悩み事なんてアリマセン!!!!!」
「そっか。ムリには聞かないけど・・」
「・・・・・」ウザッ


「辞書ありがとう」
さわやかスマイルで辞書を返してきた海道冬樹。
私はたっぷりの冷却スマイルで
「どういたしまして。もう2度と勝手に人のものに触らないで下さい」
といってやった


これが私と海道冬樹の
初対面だった




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