最後のメッセージ

そしたら流花はだんだん幽霊みたいに体全体が薄れてきていた。

「ごめんね鈴奈、僕もう行かなくちゃいけないみたいなんだ。」

流花がそう言ったからアタシは精一杯の声で
「行かないでぇっ!」
そう言った―――。

「鈴奈、少しの間だけさよなはだよ。また逢えるから。鈴奈はそれまで幸せにいきるんだよ。」

「バイバイ、鈴奈・・・
愛してるよっ・・・」

そういって流花の姿は消えていった―――。
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