となりのアイツ。
みの先輩に自転車を頼んでおいてこれで遅刻なんて出来ない!
そう思いながら全力で走る。
なんていい先輩なんだろう…
もう一度会いたいな。
想いを強く募らせ
クラスにむかう。
ガラッ!!
勢いよくドアをあけると
聞き覚えのある声がした。
「光!」
「あっ宏大!」
また宏大と一緒だ!
今までクラスが3クラスという少なかったこともあるが
ずっと宏大と同じクラス。
でも今回は11クラスある中で
同じっていうのは
少し奇跡に近いような感じがする。
「なんだよ、宏大って!クラス表の俺のトコ見なかったのか?」
「そんな余裕ないよっ!だって……」
「あ?なんだよ…?」
ふっと頭に浮かぶ顔
みの先輩。