戦国恋華×桜蓮月


《剣道場》



ガラッ

慌ただしく道場に入ってくる。



「月様!失礼しますっ」



「どうしたの?」


急いで入ってきたのは家臣の1人だった。



「はい…今、蘭様に婚約したいという者がきています」



「えっ??!・・・こっ婚約!?」



突然の言葉に頭がついてこない。
蘭姉様と婚約したいという者は多いが
本当に婚約したいと我が城に来る人はいなかったからだ。



「はいっ王が来て欲しいと・・・」


「わかった今いくから」


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月が姉たちの隣に座ると話しが始まった。



「我は和泉 弘光と申す」


【イズミ ヒロミツ】とその男は名乗った。
辺りにはその人の家来がずらりといる。
和泉といえば軍事力が強いと有名で国の大きさは
この世の天下に近いといわれている天瀬軍にも匹敵するといわれている。


天瀬[アマセ]

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