Opacity-不透明-


「わり…大丈夫か?」

「ぅん…って、ぁあぁたしの本が…」


梓は、床に座ったままそういった。

「ぁ゛…ごめん。ほんと、ごめんな…」

慧は、すまなそうに謝った。

「はぁ…」

梓は、ため息をついた。


「お前も謝れよ。」

慧は、廊下を見て言った。







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