Opacity-不透明-
班決め
3年に上がってから一週間がたった。
「おーし、今日は、修学旅行の班決めするからなぁ〜〜!」
担任の先生がそう言って笑うと、みんながザワザワとする。
『メンドクさ』
内心舌打ちをした。
「好きな人とグループつくれ〜」
先生は、無責任なことを言ってどこかに行ってしまった。
梓は、適当な人と班をくんだ。
だが、班がなかなか決まらず、放課後に残って決めることになってしまった。
もう、夕暮れ時。
外は、きれいな茜色に染まっていた。
「だからさ、そこが離れればちゃんと決まるんだよ!?」
「他人の事も考えろよ」
「自己チューじゃん!」
まだ班の決まらない六人に梓とその友達は責められていた。
「うるさい。自己チューなのはそっちじゃん!」
梓が反論した。
「大体、何でもかんでもウチ等に押し付けないでよ。ソコが離れたって、そっちが離れたっていいんだからさ!!」
梓がどなった。
「えー」
「ヤダよね〜」
回りを取り囲む六人の女子が口々に文句を言う。
「おーし、今日は、修学旅行の班決めするからなぁ〜〜!」
担任の先生がそう言って笑うと、みんながザワザワとする。
『メンドクさ』
内心舌打ちをした。
「好きな人とグループつくれ〜」
先生は、無責任なことを言ってどこかに行ってしまった。
梓は、適当な人と班をくんだ。
だが、班がなかなか決まらず、放課後に残って決めることになってしまった。
もう、夕暮れ時。
外は、きれいな茜色に染まっていた。
「だからさ、そこが離れればちゃんと決まるんだよ!?」
「他人の事も考えろよ」
「自己チューじゃん!」
まだ班の決まらない六人に梓とその友達は責められていた。
「うるさい。自己チューなのはそっちじゃん!」
梓が反論した。
「大体、何でもかんでもウチ等に押し付けないでよ。ソコが離れたって、そっちが離れたっていいんだからさ!!」
梓がどなった。
「えー」
「ヤダよね〜」
回りを取り囲む六人の女子が口々に文句を言う。