Opacity-不透明-
そして、学年別リレーがはじまった。


「結花。どうしよう」
梓が、結花に言った。

「頑張れ!」
結花がいった。

「心臓止まる〜」
梓が、結花に抱きつく。

「死なない程度に頑張れ」
結花は、気にせずに笑って言った。

「う〜〜〜っ」
梓は、観念したように位置についた。


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