Koi no Hana
「李呑〜李〜呑〜7時よ〜」

「んーん」

母が一階から叫んでいる。

「早く起きなさい!!」

「もう起きてるってば!!」

母と私の毎朝の会話。

下に降りると父は新聞に
目を通していて
姉は携帯を片手に
テレビを見ている。
いつもの光景だ。

私はテーブルにつき
並べられた朝食を食べた。

「今日あんた一位だよ。」

血液型占いを見ていた姉が
私を見て言った。

「そんなのあたらないよ〜」

私は姉に笑いかけた。

「夢ないんだね〜」

姉は私を鼻で笑いテレビに
目を向けた。

私は部屋に上がり制服に着替え
髪をセットし家を出た。

同じ制服を着た生徒達が
学校に向かっていっている。
それに混じれていつも
登校するんだ…。
それが私の毎日の習慣。
< 16 / 43 >

この作品をシェア

pagetop