【超甘短編】社長の赤い唇
尻餅を尽きながら……



私は、とっさに手を差し出すと、社長の義理の父親は、ニヤリと笑った。



「まさか、松田さんから濃厚なキスをくれるなんて思わなかったな」



社長の義理の父親は、そう言うと、自分で立ち上がった。
そして、私を見つめる。



すると、すごい勢いで、ドアが開いた。


「姫奈!!」



社長だ。社長は、私の体を抱きしめながら、自分の親を睨みつける。



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