ライバルは天才不良少年
「アンタね!入学式もオリエンテーションもサボって何してるのかと思ったら、こんなところで寝てるし!」
「あんなかったるいもん、出てられるかよ。」
かったるいって・・・・・・、
ほんとにコイツはっ!
「大体!入学式とかだけじゃないでしょ、アンタがサボってるのは!授業もほとんどサボってるし!!」
「授業だってかったるいだろ?出るだけ無駄だって。」
なっ!?
な、なんで・・・・・・、
「なんでアンタがいつもトップなのよ!サボってばっかのくせに!!」
私が叫ぶと、藤崎遙貴は顔だけをこっちに向けて、
「天才だからじゃね?」
って言って、ニヤッと笑った。
「今年こそはアンタなんか追い抜いてみせるんだから!」
「へぇ。頑張ってね、生徒会長さん。」