ライバルは天才不良少年
椎夏の頼み
「凛、瑠璃、お願い!今度の日曜日、一緒に来て!!」
晴天の下の中庭。
お昼ごはんを食べている途中、椎夏がいきなり叫んだ、
ような声を出した。
「え~と、椎夏ちゃん?何処に?」
瑠璃が困ったように聞いている。
「え~とね、・・・・・・サッカー部の試合。」
サッカー部の試合?
あれ?
でも・・・・・・、
「椎夏、チア部でしょ?チア部は応援に行くんじゃないの?」
チア部はサッカー部や野球部などの試合にはいつも応援に行っている。
「それがね・・・・・・。」