ライバルは天才不良少年
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
そっからは殆ど無言で。
たいして話すことも無く歩いていると、
「あっ、うち此処だから。」
って言って止まったのは、ブルーの屋根に白い壁の家の前。
表札には当たり前だけど【神楽】って書いてある。
何か、コイツらしい感じの家だな。
「そう。」
門の中に入ったのを見て、『じゃ。』と言って帰ろうとした。
「あのさ・・・・・・。」
「ん?」
振り返ったら目も合わさずに俯かれた。
そのことにちょっと傷ついてる俺がいた、
・・・・・・気がした。
って!
何考えてるんだよ、俺。