ライバルは天才不良少年
「何?何があったの?」
「こ、校門の所に、あ、あああ、危なげな人達が大勢来ていて・・・・・・。」
それを聞いた瞬間、私は生徒会室を飛び出した。
危なげな人達って・・・・・・。
絶対にアイツ関連だ!!
学校を巻き込むなってのっ!!
何かあってからじゃ遅いんだからねっ!!
あ~もう、校門が遠い~!
やっとのことで昇降口に辿り着き、靴を履き替える。
外に出ると、ほんとに大勢の不良だかヤンキーだかがいた。
生徒達は怯えて遠巻きに見ている。
そういえば、不良とヤンキーって違うのかな?
って、そんなことはどうでもいい!
「うちの学校に何のようですか!?藤崎ならいませんよ!!」
そう。
今日、アイツは休み。
って言っても、絶対にサボりだろうけどね。
でも、返ってきた返事は予想外のものだった。