キラキラ王子のほんとの姿
「あんたさぁ。
 俺のこと好きでしょ?」

はぁぁぁ!?
コイツ裏あるくせに、ナルシなの!

「好きじゃありません」

ん、まぁ。。かっこいいけど・・・
違う!好きなのは今目の前にいるコイツ
なんかじゃない

「嘘、だって好きって顔に書いてある。」

徐々に近づいてくる黒川蓮
身動きの取れないあたしは、思い切り
頭を横に振った。

「じゃぁ、朝の俺が好きだった?」

「そ、そぅ。
 あたしは、あのキラキラのオーラで
 優しくて、完璧な王子が好きだったの
 あんたなんか、好きじゃない」

うつむいていた顔をあげると
目の前には、黒川蓮がこっちをずっと
見ていた。



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