Police Love Story~君を守りたい~(加筆修正完了!)
ベッドの上での、先生の簡単な診察は、終わると、
先生と入れ替わりに、晃一さんが入ってきた。
「啓人くん、毬子を守ってくれて、ありがとう」
深く、俺に頭を下げた晃一さん。
「ヤメてくださいよ、
軽い軽い打ち身だけなんですから・・・
晃一さんこそ
あの時、俺を助けに来てくれたじゃないですか
お礼も言えず、すみませんでした。」
「あの時って・・・?」
「盛川に、襲われた時です」
「・・・って!、啓人くんっ! 思い出したのかっ?!」
「はい、全部」
話を聞いていた彼女は、晃一さんの後ろで泣いていた。