Police Love Story~君を守りたい~(加筆修正完了!)
「啓人さん、ホントに、ホントに思い出したの?」
ベッドの傍の椅子に座り、
俺の手を握り、潤んだ瞳で言う、毬子。
「あぁ。バイオリン、大切にしてる?」
「えぇ、もちろんよ、
だって、おじい様の形見が、
啓人さんと私を結び付けてくれたんだもの」
「そうだな」
毬子の黒い瞳に引き寄せられるように、
顔を近づけ、ぷっくりとした唇に、そっと、キスを落とした。
個室なのをいことに、俺は、毬子の存在を確かめるため、
何度も何度も、優しくキスを落とし、
そして、たまらなくなり、
毬子の唇を塞ぎ、口内に舌を挿入した。
「んんっっ、んっ」
毬子の声が、さらに俺を煽り、続けると、
待ってという合図なのか、毬子がドンドンと俺の胸を叩いた。
唇を離し、
「なに? 気持ちよかった?」
「もうっ! 啓人さんってばっ! いじわるっ! ココ病院よっ!」
真っ赤になった顔で、頬を膨らまして言った。
そんな、毬子もとても可愛かった。