Police Love Story~君を守りたい~(加筆修正完了!)
「な、なんっ「どうしてですかっ?!」で?!」
毬子と2人、同時に晃一さんに疑問をぶつけた。
「2人とも、よく聞いてくれ。」
2人で、ゆっくり頷いた。
「俺は、親父の後を継ぐ。
よく考えての結論だから。
やはり、長男として、
代々続くこの家を守っていかなきゃならないと思った。
それで・・・啓人くん、君に、お願いがあるんだ。」
「はい」
ゴクンと、唾を飲み込み、晃一さんの顔をじっと見た。
「君に、警視庁に来てもらいたいんだ。
俺の部署は、もともと人出が足りなくてね、
俺が抜けると、ちょっと皆が大変なんだ。
だから、啓人くん頼む。」
あの、晃一さんが、俺に頭を下げた。
「あ、頭、上げてください、晃一さん」
あまりの衝撃的な話に俺は落ち着くことが
できずにいた
「ただ、試験を受けないと、警視庁に行けないこと、わかっているよね?」
「はい、・・・あの、俺・・・
実は、夏前にあった上級試験、受けたんです。」