Police Love Story~君を守りたい~(加筆修正完了!)
「え?」
「はい、もうすぐ通知結果が来るはずなんですが・・・」
「そうか、そうだったのか・・・でも、何故、受けたんだい?」
「えぇ、交番の先輩が、受けておけば、将来、きっと役に立つ時があるだろう、って」
「そうか、その先輩に、感謝しなきゃな」
「ねぇ、お兄さま、私たち、お父さまに、許してもらえそうなの?」
「あぁ、たぶん、大丈夫だ
近いうちに親父たちと会おう
お袋も啓人くんに会ってみたいって行ってたし、
NYからいつ帰ってこられるか電話しておくよ」
「晃一さん、
もしかして、晃一さんが、俺らのために後
を継ぐことになってしまったワケではないですか?
負担になったんじゃ・・・」
俺たちのために、
晃一さんが犠牲になってしまったとしたら、
本当に、申し訳ない気持ちだった。
「啓人くん、いずれ、
この選択はしなきゃいけないことなんだ。
今が、その時だと思ってるよ」
「わかりました。
俺も、男ですから・・・
毬子を守るためなら、どんなことも乗り越える覚悟です。」
隣に座る毬子がずっと俺の膝に置いていた手を、ギュっと握り返した。