Police Love Story~君を守りたい~(加筆修正完了!)
「啓人っ、支度終わったの?」
鏡の前に座っていた毬子は、
鏡ごしに俺の姿を捉えると、くるりと向きを変え、俺に笑顔を向けた。
「あぁ、・・・・キレイだよ、毬子・・・」
毬子の傍に寄り、見つめながら言った。。
胸元が大きく開いたフレンチスリーブの純白のドレス。
肘まであるサテンの手袋。
紅実ちゃんから、
預かった白薔薇のバレッタは、
チョーカーに形を変え、毬子の首元に。
髪をゆるいアップにし、そのまわりは、生花の薔薇とベール。
お辞儀をしたら、皆に見えるんじゃないかと、
心配になるドレスだが、
毬子は、これが気に入ったから、と選んだ。
胸元と裾全体にラインストーンと
薔薇の刺繍が散りばめられて、すごくよく似合っている。
「ホントにキレイだよ・・・今すぐ、ベッド行きたい・・・」
毬子の耳元でささやいた。
「・・・・っ///」
途端に真っ赤になる毬子。
立っていた俺のタキシードの袖をクイッとひっぱり、
顔を近づけさせると・・・
「・・・・あ・と・で・・・」
ゆっくり小さく呟いて。