Police Love Story~君を守りたい~(加筆修正完了!)
一面、ガラス張りの教会。
床もガラス、その下に、真っ赤な薔薇が、敷き詰められて、
薔薇のヴァージンロード。
祭壇で、神父さまとともに、
俺は、毬子を待つ。
音楽とともに、毬子とお義父さんが入ってきて、
ゆっくり、こちらへ向かってくる。
≪なぁ、毬子・・・
俺たち、出会って、今日まで、短いケド・・・
こんなにも誰かを、愛したい、守りたいと思ったのは、
毬子、君がはじめてかもしれないよ。≫
ゆっくりと近づいてきて、
ベールの向こうの君の瞳が少し潤んでいるのが、わかった。
お義父さんに、一礼をし、毬子の手を引く。
神父さまに2人で向かい、神父さまの問いかけに答える。
そして、
指輪の交換をして、ベールを上げると、
君の黒い瞳は、もう少しで涙が零れそうだった。
神父さまの声で、短いキス、いや、ちょっと長めのキス。