Police Love Story~君を守りたい~(加筆修正完了!)
「よければ、お近くまで
お送りしますよ。
徒歩ですが(笑)・・・」
「本当ですか?
お仕事の方は、差し支えございませんか?」
不安で曇っていた彼女の顔が、パッと明るくなった。
なんて、表情豊かなヒトなんだろう・・・
交番の方は、小川くんに任せて、
彼女を送ることとなった。
5丁目までは、
交番のそばにある公園を抜けて
少し行ったあたりなので、そう、遠くはなかった。
15分ほど、歩いただろうか、
俺の背丈ほどの白壁の塀が右手に見え、
塀の上から
緑の木々が夏の風に揺られているのを捉えた。