Police Love Story~君を守りたい~(加筆修正完了!)
「毬子お姉ちゃん!」
紅実ちゃんは、彼女に近寄った。
2人とも、とても嬉しそうだ。
彼女は、掴んでいた俺の腕を放し、紅実ちゃんの側へ行き、
小さなピンクのストアバックのようなものを、
紅実ちゃんの顔の前に差し出した。
「紅実ちゃん、これ、どうぞ。私からのお礼です。」
「えーー! ホントっ! これ、もらっていいのっ?!」
これ以上ないくらいの笑顔の紅実ちゃん。
「もちろん! 紅実ちゃん、中、見て」
そーっと、閉じてあったバックの口を開けると、
「カワイイーー!! キレーーイ!! スゴーーイ!」
女の子特有の口調に、思わず俺も笑ってしまった。