Police Love Story~君を守りたい~(加筆修正完了!)

「ふふっ! 紅実ちゃん、見て!」


と、彼女は、後ろを向き、後頭部を指さした。


彼女の後頭部には、


真ん中に白い薔薇と、周りには、


金のモチーフがあしらってあるバレッタが留めてあった。



「あーーっ! 私のとお揃いーー!」


「そう、私は、白で、紅実ちゃんは、ピンク。
紅実ちゃん、ピンク好きでしょ?」


「うん! 毬子お姉ちゃん ホントにありがとう!」


そう言って、紅実ちゃんは、大切そうにバックを抱えた。


2人を見てると、本当の姉妹のようで、


なんだか、微笑ましい。


2人は、少しの間交番の脇で楽しそうに話をしていた。


彼女は、紅実ちゃんの帰りが遅くならないよう、


早めにおしゃべりを切り上げ、


紅実ちゃんは、帰っていった。
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