Police Love Story~君を守りたい~(加筆修正完了!)
「それ、どうしたの?」
息をゆっくり整えて、女の子が話し出した。
「あのね、、、だいがくの前の、、ベンチ、あるでしょ、、、
そこに、置いてあったの・・・」
俺は、出来るだけ女の子の視線に合わせて話を聞いてあげたかったので、
彼女の視線まで膝を曲げ話を聞いた。
学校の下校の際、この交番を通る前に、
大学の校門前もルートになるため、
いつものように通ると、
ベンチにこの白いケースが置きっぱなしになっていたという。
友達同士で、周りを見渡し、
それらしき持ち主を探したが、見つからず、
交番の前を通るこの女の子が、
落し物を届けることになった。