Police Love Story~君を守りたい~(加筆修正完了!)
5号館へ向かう道すがら、
何か手掛かりはないか
細心の注意を払いながら向かったが、それらしきものはなかった…
目的の2階に着き、いくつかあるレッスン室の中を一つずつ調べていった。
どの部屋もレッスンは既に終了したか、
使われておらず、何の気配もなかったが…
最後の一番南の部屋を覗いた…
今までの部屋とは明らかに違った。
楽譜が散乱し、スタンダードピアノの蓋はそのまま…
そして…
紅実ちゃんが今日持っていたビニールバック…
完全に何かが起こった…
俺の心臓は、
何かに鷲掴みされたように
苦しくなった…