Police Love Story~君を守りたい~(加筆修正完了!)
盛川のアパートに着き、ノックを何度かしてみたが反応はなかった。
すると、盛川の隣の部屋のドアが開き、
初老の男の人が、俺たちに、声をかけてきた。
「君ら、盛川くんとお友達?
彼、最近、しばらく見ないんだよ~
長く部屋を空けるときは、いつも一声かけてくれるのに、
このところ、姿見ないんだよねぇ
どこか旅行でも行ってるのかな~」
どうやら、大家さんのようだ。
「そうなんですよ、俺らも連絡とれなくて、心配になって来てみたんですよ」
俺らの素性は口が避けても言えないから適当に合わせた。
「どうしちゃったんだろうねぇ・・・
こんなこと、はじめてだからなぁ・・・
君ら、友達なら何かわかったら、ここに連絡くれるかな」
大家さんも心配してるのだろう、
電話番号を書いたメモを俺に渡して部屋に戻っていった。
「人あたりは、イイらしいな・・・」
盛川の部屋は1階、すぐ隣が大家さん。
玄関のあたりや、郵便受け、
何か、手がかりはないか、ちょっと探ってみた。