追憶
帰宅
「ただいまー」

さて・・・

家についた・・・

いよいよ作戦開始だな

「あら?今日早くない?」

「今日終業式って言ったじゃん

 マサルとアユミきてるよ」

「ちわー」

「おばさんっ久しぶりっ」

「2人ともよく来たわねー

 お昼は?勇斗の分も今から作るから

 一緒に食べていったら?」

「マジで!?やった!!

 俺腹減りすぎて死にそうだったんだ!」

ここまでは予定通りだな・・・

「じゃあ俺ちょっと着替えてくるな」


部屋に上がってまずはPCメールの確認をして

TシャツとGパンに着替えた

バッグに国語の課題と

忘れていれば見せずに済ませるつもりの

通知表を忍ばせる

ネット仲間からの数件のメールに

返信をして今から課題をやる事を伝えて

1階に降りると

すでにリビングからは

空腹を刺激する香りがしていた

どうやら卵を焼いてる様だが・・・

「何作ってんの?」

「素麺よ」

なるほど

卵は細く切る気か

「ところで勇斗?

 何か見せる物があるんじゃない?」

・・・ついに来たかっ!
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