顔のない恋
部屋のベッドにゴロンと寝そべり、右手をおでこに当てながら
何となしにただ白い天井を見つめていた。


どうせお姉ちゃんのことだから、もうケロッとして友達に携帯で

「失敗しちゃったよ~」

なんて、大笑いでもしているんじゃないかと思っていた。


なのに…

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