顔のない恋
Ⅳ章 現在
新たなる
青い空に淡いピンクが眩しく輝いて、身体を通り過ぎる優しい風を感じながら大きく深呼吸し、
「よしっ」と小さく自分に気合いを入れ、一歩を踏み出した
朝早いため、夜遅く仕事から帰ってきたお母さんを起こさないように、
古ぼけた重いドアをそっと閉めた。
入学式、説明会を終え、今日から講義が始まる
広い講堂には、既にパラパラと人が座りだしていて、吸い寄せられる様に次々入ってくる
圧倒されながらも私は窓側の席に座ろうと空いている席を探していると
「ルリカちゃん!」
笑顔で手招きする紗紀(サキ)ちゃんが居た。
「よしっ」と小さく自分に気合いを入れ、一歩を踏み出した
朝早いため、夜遅く仕事から帰ってきたお母さんを起こさないように、
古ぼけた重いドアをそっと閉めた。
入学式、説明会を終え、今日から講義が始まる
広い講堂には、既にパラパラと人が座りだしていて、吸い寄せられる様に次々入ってくる
圧倒されながらも私は窓側の席に座ろうと空いている席を探していると
「ルリカちゃん!」
笑顔で手招きする紗紀(サキ)ちゃんが居た。