いぢわる王子とお姫様ッ!?
「えッ!?ちょ、離してよ!」

龍はそっとあたしの髪の毛を掻き分けると、丁度見えるうなじにキスをした。

吸い付くような、キスを。


「ちょっと何してんの!?やめてよ!」


数秒後、龍は唇を離した。


「俺のっていう印」


クスッと笑って、パチッとウインクをした。
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