赤の国と青の国
赤い髪と青い髪
あるとても小さな星に 赤色の髪の人達と、青色の髪の人達が住んでいました。
その星が出来た頃、 彼らは 何も考えず ただ生きる事だけを考えて 毎日を過ごしていました。
何百年かの後、彼らは 言葉を持ち、意志を伝え合うようになりました。
そして次第に、お互いを意識し始めるようになりました。
やがて彼らは、それぞれ自分の髪色を自慢するようになりました。
次に彼らは髪色だけではなく、様々なものを自慢するようになりました。
彼らの中には次第に闘争心のようなものが芽生えていきました。
彼らはいつしか 同じ髪色同士、意志を同じにし、群れを成すようになりました。