赤の国と青の国
少女
青の国に 一人の少女がいました。
彼女は 青の国の王であり、シェルターを開発する最高技術者の一人娘でした。
青の国では 女が戦いに携わる事は 固く禁じられています。
しかし 少女は国王である父親が大好きだったので、幼い頃から父親の傍にいて、父親の仕事をよく見ていました。
そして彼女が14歳になるころには、誰より詳しいセキュリティーの知識を身に付けていました。
謎の電波は、彼女にとっても大きな問題でした。
父親の困惑する姿など、今まで見たことが無かったからです。
何とかして父親の役に立てないものか…
彼女は、父親には内緒で、彼女の持てる力を振り絞り、謎の電波の解明に努めました。